雛人形・五月人形などの季節人形・季節雑貨の捨て方・処分方法とは?買取・引取・回収の方法や費用も解説
雛人形は、春を彩る季節雑貨の代表格です。しかし、女の子が成長したり結婚したりすると飾らなくなって押し入れに入れたままということも多いはず。
雛人形を初めとする人形は、「魂がこもっていそう」という理由で捨てるのがためらわれてしまいがちです。しかし、女の子が成長したのならば処分してもいいのです。処分方法としては以下の4つがあります。
- 一般ごみ、粗大ゴミとして出す
- 人形供養にだす
- 寄付をする
- リユース業者に売却する
適切な方法で処分をしていきましょう。
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雛人形を処分するタイミングとは…?
雛人形を処分するタイミングをまとめると以下の通りです。
- 雛人形は処分しても良い
- そもそも雛人形は「流し雛」といって捨てることを前提に作られていた
- 雛人形は女の子の厄を代わりに引き受けるお守りのようなもの
- 女の子が中学校に入学したくらいのタイミングで処分を検討すると良い
雛人形は、他の季節雑貨と違って人間の形をしています。そのため、処分をためらいがちですが、捨ててしまっても良いのです。
そもそも、昔の雛人形は捨てることを前提に作られていました。流し雛といって、子どもに付いた厄を人形に移して、その人形を川に流してお祓いをする儀式が雛人形のルーツです。
今では、雛人形を川に流すことはなくなりましたが、本来的な意味は変わりません。雛人形とは、持ち主の女の子に降りかかる予定だった厄を代わりに引き受けてくれるお守りのようなものなのです。
女の子がすくすく育ったのであれば、お守りとしての役目を終えたと考えて良いのです。女の子が小学生を卒業し、中学生になったタイミングぐらいで処分してしまうと良いでしょう。
雛人形の大きさや種類で処分方法はかわる?
雛人形の大きさや種類で処分方法はかわりません。どんなサイズのものでも基本的には4つの方法で処分できます。雛人形の処分方法の選び方をまとめると以下の通りです。
- すぐに手放したい理由があるときは一般ごみ・粗大ごみとして処分する
- 思い入れのあるものならば人形供養に出す
- 自分の手を離れても誰かに大切に飾ってほしいなら寄付をする
- 状態がかなり良いものならばリユース業者に売却する
雛人形は基本的にはごみとして処分できます。しかし、雛人形は女の子を厄から守ってくれるお守りのようなものです。ですので、これまで厄を肩代わりしてくれた感謝を込めて、人形供養に出したり寄付をしたりするのがおすすめといえます。
雛人形の処分方法4つ
雛人形の処分方法4つを具体的に確認していきましょう。
一般ごみ・粗大ごみとして処分する
雛人形はお守りのようなものです。ですので、ごみとして処分するのはあまりおすすめできません。しかし、引っ越しなどの差し迫った事情があり、時間がないならごみとして処分しましょう。
基本的に雛人形は、人形や付属品のサイズは小さいので可燃ごみとして出すことができます。ただし、陶器などでできている人形は不燃ごみとして処分しましょう。
雛段や人形を飾っていたガラスケースなどは、一般ごみのサイズを超過している場合が多いので、粗大ごみとして処分しましょう。
人形供養に出す
人形やぬいぐるみを供養して処分してくれる寺社は全国に多くあります。インターネットで「人形供養 〇〇市」と検索すれば、供養してくれる寺社を見つけることが可能です。
申し込みの手順やお布施の金額は、寺社によって異なります。予約必須の寺社もあるので、ホームページなどで情報を調べておきましょう。 また、近隣に人形供養をしてくれる寺社が見つからなかったら、郵送での人形供養を受け付けている寺社もあるので、利用を検討してください。
寄付をする
雛人形がきれいな状態にあり、誰かにまだまだ大切に飾ってほしいと思うならば寄付を検討してみましょう。
雛人形は発展途上国の子どもたちにとても喜ばれるようです。雛人形の寄付を募っている団体もあるので、他の子どもたちに人形を大切にしてほしいならば寄付を考えてみましょう。
リユース業者に売却する
雛人形は高価なものです。ですので、きれいなものならばリユース業者に買い取ってもらえる可能性もあります。たとえ買値がつかなくても無料で処分できる可能性もあるのです。
雛人形は、春を彩る季節雑貨ですので、11月~1月あたりに需要が高まります。この期間ならば、買取を強化していて高値で買い取ってもらえる可能性があるので、意識してみてください。
処分・回収前にやっておきたいこと
雛人形を処分する前にやっておきたいことは、最後にきちんと飾ってお別れをするということです。 雛人形は、「女の子のお守り」という役割を持つ季節雑貨です。最後にきちんと飾り付けをして「今まで厄を引き受けてくれてありがとう」と感謝するようにしましょう。
寄付やリユース業者に売却する場合は、部品や人形がきちんとそろっているかが大切になってきます。きちんと飾ることで足りない部品がないかを確認できますし、査定額を下げる汚れなどにも気づくことができるでしょう。
また、雛人形の箱の中には、購入時の領収書や思い出の写真などが紛れ込んでいることがあります。人形を飾って箱の中に個人情報にかかわるものが残っていないかをチェックしておきましょう。
おわりに:成長を見守ってくれた雛人形は適切に処分しよう
雛人形は、処分しても良い季節雑貨です。飾る機会がなくなったならば、押し入れにずっと入れておくのではなく適切な方法で処分するようにしましょう。
ただし、雛人形は女の子の成長のお守りですから、処分をする前には感謝の気持ちを忘れずに、納得いく方法で処分されることをおすすめします。