洗濯機の処分と買取や廃棄(捨て方)、引き取りや回収、処分費用の相場・リユースの方法も解説/口コミ・評判あり
洗濯機が壊れてしまった時や新しい型が欲しくなった時、皆さんはどのような方法で古い洗濯機を処分していますか?実は正しい処分・回収方法を知らなくて…という方も、案外少なくないのではないでしょうか。
洗濯機は家電リサイクル法と呼ばれる法律の対象品目なので、粗大ごみとして廃棄処分することができません。
壊れた洗濯機の正しい処分方法は、①お店に引き取ってもらう、②市区町村の回収サービスに依頼する、③指定引取場所に自分で持ち込む、の3つがあります。
まだ使える状態であれば、①リユース業者や買取専門店に売却、②フリマアプリやオークションを利用する、の2つがあります。
洗濯機の正しい処分方法について、さらに詳しく説明していきます。
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ランドリーを処分・廃棄したい人のエコ回収・買取口コミ | 不用品回収・処分の前に【エコ回収】
故障した洗濯機の処分方法3つ
まず、結論からいうと故障した洗濯機の処分は費用がかかる場合が多いです。無料での廃棄や処分は難しいでしょう。適切な処分方法を確認していきましょう。
お店に引き取ってもらう
家電リサイクル法の対象4品目であるテレビ、エアコン、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫を販売する小売業者は、消費者等に廃家電の引取りを求められた場合、廃家電の収集・運搬する引取義務があります。
引取義務のある小売業者は、町の電器店や家電量販店など店頭での販売に限らず、洗濯機をインターネット販売する業者や、リサイクルショップなどの古物営業も含まれます。
新しい洗濯機を購入する予定ならば、その際には新しい洗濯機を購入するお店にリサイクル依頼する方法がもっとも手軽です。
収集・運搬料金とリサイクル料金がかかりますが、お店によってはキャンペーンなどで、収集・運搬料金を割引して引き取ってもらえることがあります。また、新しい洗濯機を運び入れてもらうついでに古い洗濯機を引き取ってもらえる場合があるなど、新旧洗濯機の入れ替えがスムーズというメリットがあります。
新しい洗濯機を購入する予定がない方は、その洗濯機を購入された店舗に引き取りを依頼しましょう。もしも、お引越しなどで購入した店舗に引き取りを依頼することが難しい場合は、お近くのお店に引き取りしてもらえるか相談してみましょう。
家電リサイクル法では、小売業者は過去に販売した洗濯機や買い換えの際に古い洗濯機の引き取りを求められた場合に引取義務が発生しますが、それ以外の洗濯機も小売業者は引き取ることができます。
市区町村の回収サービスに依頼する
新しい洗濯機を購入する予定がなく、洗濯機を購入した店も遠方にあったり、廃業していたりする場合は市区町村の回収サービスに依頼する方法があります。
手順は市区町村によって異なりますので、お住いの市区町村の清掃課などに問い合わせ、利用の手順を確認しましょう。費用は、お店で依頼するのと同様にリサイクル料金と収集・運搬料金がかかります。
手順の例としては、①郵便局でリサイクル料金の支払いを事前に済ませる、②市区町村に紹介された収集運搬業者や受付センターに連絡をし、収集・運搬を依頼する、③収集当日に収集・運搬料金を直接支払う、です。
リサイクル料金の支払いに際しては、郵便局窓口で料金郵便局振込方式の家電リサイクル券(払込票つき)を受け取り、払込書と家電リサイクル券に必要事項を記入する必要があります。家電リサイクル券の記入にあたって、事前に洗濯機のメーカーを確認しておく必要があります。
家電リサイクル券の記入方法に関する詳しい手順は、一般財団法人家電製品協会のホームページを参照してください。
市区町村が指定する許可業者なので、法律違反の可能性もなく安心して利用できます。各市区町村のホームページで依頼の方法などの詳細が確認できるようです。まずは、お住まいの市区町村に問い合わせましょう。
指定引取場所に自分で持ち込む
指定引取場所とは、不要になった家電を引き取ってくれる場所のことです。都道府県ごとに複数設置されていて、一般財団法人家電製品協会のホームページから所在地を確認できます。
この方法ならば、自分で指定引取場所に持っていくので、収集・運搬料金がかからず、処分費用を節約できます。市の回収サービスを利用する方法と同様に事前に、郵便局でリサイクル料金の支払いを済ませて持ち込みましょう。
まだ使える洗濯機の処分方法2つ
まだ使える洗濯機も壊れた洗濯機と同様の方法で処分することができます。ただし、大手ブランドメーカーのものや製造年が新しいものならば、リユース業者や買取専門店などに無料または買値をつけて買取してもらえる可能性が高いです。
リユース業者や買取専門店に売却
製造年が5~8年以内の洗濯機なら、買い取ってもらえる可能性があります。買取価格は、製造年が高年式であったり、温風乾燥機能がついていたり、洗濯容量が大きいものであればあるほど、高値が付く可能性が高いです。
問い合わせする前に洗濯機の製造年やメーカー名、洗濯容量(4.5㎏等)、購入時に付属していた付属品に欠品はないか、ドラム式洗濯機の場合は、固定ボルト(運搬時に中のドラムを固定する為のボルト)をきちんと保管しているか等を調べておくと、査定がスムーズです。
見積もりは、基本的に無料でしてもらえます。見積書などをきちんともらい明細を確認することはもちろん、自宅まで来てもらえるか、予約日程は柔軟に対応してもらえるかなどのサービス面も十分に比較して、最も納得する方法で依頼するようにしましょう。
フリマアプリやオークションを利用する
洗濯機は、家庭に絶対に必要なものなので需要が高いです。そのため、フリマアプリやオークションを使うと、思わぬ高値で落札されることもあります。
ただし、売れるまで時間がかかりますし、梱包・配送の手間がかかることがデメリットです。また洗濯機などの大型家電は、配送費用がどうしても高くつくため、手残りが少なくなる場合があり、あまりおすすめできない方法ではあります。
処分にかかる費用は?
処分にかかる費用は洗濯機の状況にもよりますが、以下の費用が目安となります。
- お店に引き取ってもらう・・・4,000円~(リサイクル料金2,484円+収集運搬料金)
- 指定引取場所に自分で持ち込む・・・2,484円(リサイクル料金)~
- リユース業者や買取専門店に売却する・・・無料~
- フリマアプリやオークションを利用する・・・無料~
※大きさやメーカー、年式、店舗によっても異なります。 エリアが対応しているか、時間帯の指定をするか、建物の状況(エレベータの有無など)によっても金額が変わります。
また、リユース業者や買取専門店に売却を依頼する場合、無料引取あるいは数千円の価値になることもあるようです。
壊れた洗濯機処分は基本的にお金がかかる
基本的に壊れた洗濯機を廃棄しようとすると、お金がかかることを知っておきましょう。
ただし、壊れていないならば、リユース業者や買取専門店に売却できる可能性があるので費用がかからない場合があります。まずは、リユース業者や買取専門店に相談するのがおすすめです!
処分・回収前にやっておきたいこと
洗濯機を処分したり、リユース業者や買取専門店に買取してもらったりするために事前にやっておきたいことは特にありません。 排水ホースの水を抜いておくだけで十分といえるでしょう。ただし、リユース業者に査定を依頼するならば、少しでもきれいな状態のほうが良いといえますから、気になる汚れなどを拭き取っておきましょう。
また、新しい洗濯機を搬入してもらうときに家電量販店に引き取ってもらうならば、事前に洗濯機の位置を少しずらしておいて普段はしにくい洗濯機の下の掃除をするのもおすすめです。
おわりに:いらない洗濯機は適切な方法で処分しよう!
洗濯機は、粗大ゴミとして廃棄することができないため、家電リサイクル法に従って適切に処分しなくてはなりません。
壊れた洗濯機は、お店や市区町村の収集運搬業者に引き取ってもらったりすることで処分可能です。ただし、いずれの方法でもお金がかかってきます。
ただし、まだ使える洗濯機はリユース業者や買取専門店に無料引取、あるいは、数千円で買取をしてもらえる可能性もあります。 まずは無料で査定をしてくれるところで、相談してみても良いでしょう。正しい方法できちんと洗濯機を処分・廃棄するようにしてくださいね。